「自分を高めろって何それ美味しいの?」—専業主婦の私が“向上心プレッシャー”に疲れてしまう理由と、ゆるく前に進むための処方箋

最近、仕方なくパートの求人を見始めました。
別に働きたいわけじゃない。
でも、うちの旦那がフルリモートでずっと家にいて、
私もずっと家にいると、空気が重くなるから。

旦那は年収1000万円超えの、いわゆる「意識高い系」外国人。
本人の向上心が高いせいか、
しょっちゅう言ってくる。

「Improve yourself.(自分を高めてみなよ)」

って。
あのね、私から言わせてもらうと、
「出たーーー!高級取りの人がよく言う“向上しろ”という呪文」
私にしてみれば、家でゴロゴロして、
アーモンドミルク入りのノンカフェインコーヒー飲んで、
天井見上げてるだけで結構幸せなんですが……。

「向上」って何? 私の辞書には載ってませんけど?
私はね、毒親(というよりモラハラ暴力母)に
「何もするな」「恋愛も旅行も部活もゲームもダメ」って
人生のあらゆる自由を奪われて生きてきた。

そんな私が、いきなり「自分を高めろ」って言われてもさ。

え、どうすれば??
何をしたら「向上」??
毎日ゴロゴロしてたって命に支障ないじゃん????

自分のペースを守りたくて旦那にキレた話
あまりにしつこく「自分を高めろ」って言われたから、
私はついに旦那に言ってやった。

「私の性格的に、自分で決めたことを自由な時にやりたいから、
強くプレッシャーをかけてるようなことを言わないでほしい。」

そしたら、彼が言ったのは、

「生きがいって何?別に君が寝てるのが幸せならそれでもいいんだけど。」

いやいやいや、
そう言われるとまた深読みしちゃうんだよね。

嫁のワイ:「大金稼いでこいってこと?目的は何?」

毒親育ちがすぐに“行動”できない理由
私たち毒親育ちはさ、
「やる気がない」「怠け者」って言われがちだけど、
違うんだよね。

“行動できない”んじゃなくて、“心の土台がボロボロ”なだけ。

まだ何かを始めるマインドにも到達してないのに、
「成果は?向上は?」って聞かれると、
ほんと心がしんどくなる。

母からは言われてた。

「暇人で家にずっといるとロクな女にならない。若い時に苦労しないと年取ってから地獄よ。」

……正論かもしれんけど、
私が社会不適合者っぽくなったの、あなたのせいでもあるからね?って心の中で叫んでた。

「料理動画でも撮ってみるか」と思った私の悲劇
ちょっとだけ「何かやろうかな…」って気持ちになった日があって、
スマホで料理動画を撮ってみた。

結果、絶望。
スマホだと手元が全然映らないし、
顔もカットされてるし、
動きながら撮るとブレッブレだし。

これ、向いてないかも……と思いながらAmazonで
10万円くらいの自動追尾カメラを見てしまった。

カメラが自分の顔を自動で追ってくれるらしく、
「これなら料理しながら撮れるのでは?」と夢が膨らむ。

けど、問題はそこじゃない。

どうせ私、また続かないかもしれない。

勉強も部活も何一つ続かなかった過去がある。
唯一続いたのは「婚活」くらい。笑

◆今後どうする?私なりのゆるい「向上」戦略
毒親育ちの私にとって、
「自己肯定感」って今でも幻のポケモンみたいな存在。

でも、「何もしないで天井を見ている私」でも、
小さな一歩なら踏み出せるはず。

ということで、今後の方針はこう!

✅【その1】「やりたくなったらやる」精神を尊重
→向上心なんて、押し付けられて芽生えるもんじゃない。
 気が向いたらやる。それでOK。自分を信じよう。

✅【その2】カメラは“レンタル”してみる
→いきなり10万円出すと後悔するから、
 まずはレンタルして試してみる。
 ※最近は1週間3000円とかで借りられるサイトもある。

✅【その3】料理動画は“美味しそう”より“共感系”で勝負
→完璧な映像なんていらない。
 「今日もやる気なかったけど卵焼きだけ作った」みたいな動画、
 逆に共感されて伸びるかもよ。

✅【その4】成果を目的にしない
→「何かを達成しなきゃ」「成功しなきゃ」という
 “モラ母の呪い”から一回抜けよう。
 “やった自分をちょっと褒める”で十分。

最後に:幸せって、他人が定義するもんじゃない
私の幸せは、
ノンカフェインのコーヒーを飲んで、
猫動画見て、ちょっと昼寝して、
「今日はまあまあ生きた」って思えること。

それを「向上してない」と言われたくない。

自分の幸せの定義を、
自分で決めるのが何よりの“向上”なのかもしれない。

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