婚活市場でよく聞く言葉があります。
「どうしたらハイスペ男性に選ばれるのか？」
特に、自分を「低スペック女子」だと感じている人ほど、どうにか価値を上げようと、
「仕事を頑張ってます！」
「自立しています！」
「美容に気を遣っています！」
と、懸命にアピールしがち。
でも、実はそのアピール、思っているほどハイスペ男性の心には響いていません。
かつての私も、そうでした。
仕事での努力やスキル、社会的な自立性をアピールすれば、「同じように尊敬してもらえる」と思っていたのです。
でも実際は、何の手応えもなし。
むしろ、どこか“男と張り合う女”になってしまっていたように思います。
ハイスペ男性が「おっ」と思う話は、意外なところにある
そんな中、ふと何気なく話した、海外ひとり旅の話、
ピアノ演奏の動画、
昔やっていたスポーツの実績、
どん底の人生から自力で這い上がった話…。
驚いたことに、そういうエピソードの方が、相手の目がキラッと光るのです。
「え？そんなことまでしたの？」
「それって、かなりの根性じゃない？」
「俺にないもの、持ってるんだね」
そう言われたとき、やっと気づきました。
“違い”を見せることの大切さに。
ハイスペ男性は「持っていないもの」に惹かれる
ハイスペ男性は、ほとんどの場合「学歴・年収・論理的思考力」には自信があります。
でも、意外にも「感性・表現力・身体性・感情の深さ」には自信がない人も多い。
だからこそ、彼らが経験したことのない世界に触れたとき、
新鮮で、魅力的に感じるのです。
たとえば…
芸術や音楽（ピアノ、絵画、書道など）
→ 数字や論理とは異なる“感性”の世界に惹かれる
語学スキルや海外経験
→ 自分にはできない“生の世界体験”に刺激を受ける
運動神経（バク転できるとか、登山好きとか）
→ スポーツの世界には縁がない人ほど尊敬される
生きづらさや挫折の経験
→ 「すべてが順風満帆」じゃない自分に共感を抱く
「低スペ女子」が目指すべき方向とは？
「低スペ」とは、あくまで“偏差値”や“経歴”で見た場合の話。
でも実際の恋愛や結婚では、スペックよりも“物語”のある女性に惹かれる男性は多いんです。
たとえばこんなふうに話せたらどうでしょう？
「大学は途中で辞めたけど、そこから必死に働いて、ひとりでヨーロッパ一周しました」
「学生時代に吹奏楽をやってて、今でも月１で趣味で演奏してるんです」
「中学の頃、家庭が複雑で一時期施設にいたけど、そこから奨学金で大学行ったんです」
これって、“スペック”では測れない唯一無二の魅力だと思いませんか？
なぜ「頑張って働いてますアピール」が刺さらないのか？
仕事を頑張る女性を否定するつもりは一切ありません。
むしろ素晴らしいし、誇るべきこと。
でも、ハイスペ男性から見れば「仕事の苦労話」は、自分も十分すぎるほど経験済み。
そこに共感はしても、トキメキは生まれにくいのです。
それよりも、「自分とは違う人生観を持ってる人」「自分が知らない景色を見せてくれる人」のほうが印象に残りやすい。
「わたしの人生、ちょっと変わっててさ」って笑って話そう
婚活中、どうしても“正解のテンプレート”に合わせようとしてしまいがちです。
でも、本当に大事なのは、自分の物語を隠さないこと。
「ハイスペに合わせなきゃ」と思うほど、自分らしさは消えていく。
そして、誰にも印象に残らない“無味無臭の女性”になってしまう。
それよりも、「こんなことしてきたんだよね」とちょっと笑えるようなエピソードを語れる女性の方が、ずっと心に残るのです。
まとめ：「その経験、誰にも真似できないから価値がある」
スペックなんて、あとから変えられることもある。
でも、経験や感性って、その人だけの財産です。
そして本当に魅力的な女性って、
・過去の挫折を誇れる人
・得意なことを嬉しそうに話せる人
・自分の世界観を大切にしている人
そんな人だと思うんです。
だから、「私なんて…」と卑屈になるよりも、
これまでの人生を、少しだけ“ドラマチックに”語ってみることから始めてみてください。
きっと、誰かの心に残るあなたになれるから。
