最悪のクリスマス——毒親の「婚活サポート」が壊していった私の心


こんにちは。みんです。

今日は、忘れたくても忘れられない、人生最悪のクリスマスについて書こうと思います。

これはただの「残念なデート」じゃありません。
親という存在が、娘の自己肯定感をどう壊していくか——その一端がギュッと詰まった出来事でした。

同じように毒親との関係に苦しんでいる方に、少しでも届いたら嬉しいです。


「母親プロデュース婚活」のはじまり

私は、いわゆる過干渉な毒親の母親に育てられました。

母の願いはただひとつ。
**「自分の理想どおりの完璧な娘」**に私を仕立てあげること。

思春期から容姿・表情・話し方・振る舞いすべてにダメ出し。
「男に媚びるな、でも女らしくしろ」
「ニコニコしろ、でもヘラヘラするな」

自己肯定感はどんどん削られていきました。

そんな私が婚活を始めた時も、当然のように母は**「プロデュース婚活」**を始めました。

  • 母の人脈の中から男性を紹介
  • 自分が良しとする男性だけに会わせる
  • 婚活の場にも当然同席

そしてその場で私の発言・表情・服装にリアルタイムでダメ出し。

正直に言います。
これは娘の幸せのためではなく、母自身の見栄と支配欲のためでした。


「早慶の若い男が集まる飲み屋」へ

そのクリスマスの日も母の「プロデュース婚活」の一環。

母は言いました。

「早慶の若い男が集まる飲み屋があるの。今日、クリスマスだからチャンスかもしれないよ」

私自身は気が進みませんでしたが、
「また反抗したらあとが面倒くさい」
そんな恐怖心から同行することに。


「怒ってるの?」からの人格否定

店に入り、私は普通に椅子に座っていました。
緊張もあり、いつも以上に表情は固めだったと思います。

その瞬間、母が顔をしかめて言いました。

「お前、なんで怒ってるんだよ?」
「お前の目つきが悪いんだよ。普段の行いが悪いからそんな三白眼の怖い目になるんだよ」

衝撃でした。

私はただ普通に座っていただけ。

「なんでそんな目つき悪いの?びっくりしたよ。睨んでるみたいだよ」

その場にいた早慶男子たちも聞こえている中、公開処刑状態

私が一番気にしている「目」のことを、こんな場で、人格攻撃まで混ぜて言うなんて。

思わず言い返しました。

「そんなに言うなら整形するよ」

でも母はそれも否定。

「整形なんかしたら、もっと性格悪く見える」

結局私は何をしてもダメなのだと、改めて痛感しました。


飲み物選びさえ「地雷原」

席に座ったあと、飲み物を注文する場面に。

私はお酒が得意ではありません。
メニューを見ても、飲みたいものはジュースくらい。

「リンゴジュースがいいかな」

でも心の中では、

**「お前太るだろ」**と母に怒られそうで怖い。

ならばと、**「トニックウォーターにしようかな」**と考えても、

**「お前、商品名が違うだろ」**と怒られそう。

もうどうしていいかわからず、黙っていたら

「お前、バカか?何にも言えないのか」

飲み物ひとつ選ぶことすら、母の機嫌を伺いながらの恐怖ゲーム


ずっと「ブス」「バカ」と言われ続ける空気

母は直接「ブス」とは言いませんでした。

でも、「その顔じゃ無理だよ」
「お前はほんと頭悪い」

言葉の端々に侮辱と否定が詰まっていました。

もう心が限界でした。


怒りが爆発——手が出てしまった

限界を超えた私は、ついに怒りが爆発。

「マジでいい加減にしろ!」

母の頭を3回、思いきり叩いてしまいました。

そこまで我慢していた怒りが、一瞬で噴き出したのです。

当然母は驚き、怒り狂いました。

予定していたクリスマスのイルミネーションや食事はすべて中止に。

帰り道でもずっと責められ続けました。


クリスマスの夜はトーストと目玉焼きだけ

その日の夜。

家に帰っても気力はゼロ。

結局、夜ご飯はトーストと目玉焼きだけをポツンと食べて終わりました。

煌めくイルミネーションの街とは無縁に、
一人、心の中は真っ暗なクリスマスになったのです。


今、思うこと

あのクリスマスから、私はひとつ学びました。

母の価値観は私の価値観ではない。
母が作る婚活は私の幸せにはつながらない。
自己肯定感を母に預けてはいけない。

そして、
「親のせいでうまくいかない恐怖心」こそが最大の敵だったとも気づきました。

焦りと恐怖があるときほど、私は自分らしく振る舞えず、
婚活もうまくいかなくなるのです。


あなたに伝えたいこと

もしあなたが親の影響で自己肯定感が低くなっていたり、
焦っていたりしたら、まずは自分を安心させてあげてください。

  • 無理して完璧になろうとしなくていい
  • 親の期待を背負う必要はない
  • 自分のペースで自分らしい婚活をしていい

そして何より、焦った時こそ一度立ち止まる勇気を持って

婚活は心が整っているときほど、良い出会いが生まれます。


最後に

あの日のクリスマスは本当に最悪でした。
でも、それをきっかけに親との距離感を見直すきっかけにもなりました。

あなたももし同じような悩みを抱えていたら、どうか自分を責めないで

そして、あなた自身の人生の主導権を取り戻す一歩を踏み出してください。

きっとその先に、あなたらしい幸せな未来が待っているはずです。


タイトルとURLをコピーしました